著者紹介
加古里子(著者):加古里子 「降る雪や明治は遠くなりにけり」(草田男)は、作者高校時代の恩師の句。その影響もあり、本名の哲(さとし)を俳人風に里子とつけたのがペンネームの由来。東大工学部に入学し、平田昭彦(映画『ゴジラ』の科学者)、佐藤英夫(TVドラマ『七人の刑事』)らと共に演劇研究会に所属。卒業後は、東大セツルメント活動に入り加賀乙彦(作家)らと交友を深める。また、川尻泰司の人形劇団プーク、高橋五山の紙芝居研究会など、児童文化に関係する諸活動にも参加。これらの体験と人的交流が、絵本作家への道につながっていった。