The Cambridge History of English Romantic Literature(The New Cambridge History of English Literature) hardcover 794 p. 09
内容
ロマン主義時代は、英文学が最も創造的、情熱的で、激動を迎えた時代であり、政治上の革命、反動、改革、そして、極めて近代的な形式を有した独創的な文学の創出の時代として特徴づけることができます。
本書は、19世紀前後の60年間に発表された文学作品を包括的に概説しています。最新の研究に基づく評論では、ロマン主義文学を解釈するとともに、主要な作品についてはこれまでとは異なる新しい解釈を提出しています。また、当時の文学作家が旅行や海外の文化に関心をもつようになった結果、彼らの文学活動がイギリスのみならず世界各国へと広がっていったことについても考察がなされています。さらに、歴史的・社会的な変化が文学作品に与えた影響についても考察しています。本書は、包括的な参考文献録、歴史年表、索引も備えており、本領域に関心をもつ研究者・専門家にとって必須のレファレンスとなるでしょう。