内容
われわれの社会の将来のために,「情報社会に生きる個人の力」を育むことは最重要課題の一つです。そして,プログラミングの学び,その楽しさを知ることは,この目標への最短経路だと考えます。そこさえ押さえておけば,各種の情報技術が詰まるところ何なのか,なぜ必要なのかといった理解は,あとからでもついてくるはずです。
本書では,この目標のため,Javaでさまざまな種類のプログラムを作ってみせます。1章ずつ確実にこなしていくことで,各章に出てくる例題レベルのプログラムが自由に書けるようになることを目指しました。それはつまり,現代におけるプログラミングがどんなものなのかを知ることでもあり,現代における標準レベルのプログラムが作れるようになることでもあります。