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風土記の文字世界

瀬間 正之  著

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価格 \7,260(税込)         
発行年月 2011年02月
出版社/提供元
笠間書院
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 4,228,9p
大きさ 22cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784305705419
商品コード 1000179060
NDC分類 913.2
基本件名 風土記
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2011年04月1週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1000179060

著者紹介

瀬間 正之(著者):1958年生まれ・上智大学文学部教授
○主要編著
『古事記音訓索引』(おうふう・1993)
『記紀の文字表現と漢訳仏典』(おうふう・1994)
『電脳国文学』(好文出版・2000)[共著:著者代表]
○主要論文
「仁徳紀後半部の述作」(『日本古代の国家と村落』塙書房・1998)
「『未経』『既経』--師説『太安万侶日本書紀撰修参与説』をめぐって--」(太田善麿先生追悼『古事記・日本書紀論叢』群書・1999)
「日本書紀開闢神話生成論の背景」(上智大学国文学科紀要17・2000)
「推古朝遺文の再検討」(『聖徳太子の真実』平凡社・2003)
「記紀歌謡と漢籍教養」(上代文学97号・2006)
「清明心の成立とスメラミコト--鏡と鏡銘を中心に--」(高岡市万葉歴史館紀要18・2008)
「新出百済仏教関係資料の再照明」(上代文学104号・2010)など 。

内容

風土記という8世紀の文字表現の実態を解明し、
その文学性を明らかにする--。

現存する「風土記」それぞれの書記世界や、
中国文学を志向した『常陸国風土記』の表現基盤などを解明し、
文字表現という観点を軸に「風土記」の文学性を究明。

日本や韓国から出土した木簡や金石文などにより明るみにされ、
風土記に影響を与えたであろう最新の「文字世界」研究成果を踏まえる。

歴史地理の記録ではなく、文学という観点から「風土記」を捉え直す書。

【第一に、木簡にみられる日常普段の官人の書記世界を踏まえながらも、文学的文章にまで到達した風土記の書記世界をそれぞれの風土記ごとに具体的に明らかにすること、第二に、中国文学、とりわけ六朝美文を志向した『常陸国風土記』の文字表現の基盤を明らかにすること、第三に、各国風土記の文章、文字表現からその成立と述作者像をうきぼりにすること、第四に、風土記の文字表現が漢文訓読に依拠した訓読的思惟を以て書かれていることを確認すること、以上四点が本書の主な目的である。......頭言より。】

目次