住環境マネジメント~住宅地の価値をつくる~
齊藤 広子 著
内容
目次
はじめに 序 住環境マネジメントとは? 1 住環境マネジメントから見た都市計画・まちづくりの問題点 ―公法・私法・市場が連携しないまちづくりの実態― 1.1 魅力物を地域で所有・管理することが困難 1.2 地域で適正な土地利用コントロールが困難 1.3 地域に密着したサービス提供が困難 1.4 地域で地域の更新・再生が困難 1.5 住環境マネジメントのための新プラットホームの必要性と課題 2 英米の住環境マネジメント手法に学ぶ 2.1 アメリカの住環境マネジメント手法 2.1.1 HOAを前提とした開発手法と空間特性 2.1.2 HOAに関する法制度 2.1.3 HOAが機能するための支援体制 2.1.4 HOAの組合運営と役割 2.2 イギリスの住環境マネジメント手法 2.2.1 田園都市等における住環境マネジメント 2.2.2 レッチワースにおける住環境マネジメントの実践 2.2.3 住環境マネジメントが成立する支援体制 2.3 英米の共通点とわが国への教訓 3 日本の先駆的事例を検証する 3.1 HOA型 ──私法的な管理と市場メカニズムの活用 3.1.1 日本型HOA:J-HOA(住民主体マネジメント)方式のスキーム 3.1.2 先駆的事例:日本型HOA的組織の事例 3.1.3 HOA型の課題 3.2 借地型 ──私法的な管理の活用 3.2.1 定期借地権を利用したマネジメント方式のスキーム 3.2.2 先駆的事例 3.2.3 借地型の課題 3.3 地主組合型 ──農住組合制度の活用 3.3.1 農住組合制度を利用した地主組合型マネジメント方式のスキーム 3.3.2 先駆的事例 3.3.3 地主組合型の課題 3.4 プラットホーム型 ──既存組織の活用 3.4.1 既成市街地プラットホーム型マネジメントのスキーム 3.4.2 先駆的事例 3.4.3 プラットホーム型の課題 3.5 専門会社型 ──不動産供給・管理会社の活用 3.5.1 専門会社活用型マネジメントのスキーム 3.5.2 先駆的事例 3.5.3 専門会社型の課題 3.6 コミュニティビジネス型 ──NPO等の活用 3.6.1 コミュニティビジネス型マネジメントのスキーム 3.6.2 先駆的事例 3.6.3 コミュニティビジネス型の課題 3.7 新たな主体と方向の可能性 4 公法・私法・市場による新まちづくり手法としての 住環境マネジメント論 ―住環境マネジメント10の法則― 4.1 住環境マネジメント10の法則 4.2 日本における住環境マネジメントシステムの展望 補注 参考文献 関連論文 索引 おわりに