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100の思考実験~あなたはどこまで考えられるか~

ジュリアン・バジーニ  著

向井 和美  翻訳
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \1,980(税込)         
発行年月 2012年03月
出版社/提供元
紀伊國屋書店出版部
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 405p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/哲学/概論・参考図書
ISBN 9784314010917
商品コード 1008041033
NDC分類 104
基本件名 哲学
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2012年04月2週
書評掲載誌 朝日新聞 2012/05/27
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1008041033

著者紹介

ジュリアン・バジーニ(著者):【著者】ジュリアン・バジーニ(Julian Baggini) イギリスの哲学誌 “The Philosophers' Magazine” 編集長。各紙誌への寄稿、テレビ出演などをとおして、哲学をわかりやすく一般に解説する哲学者としての顔ももつ。邦訳された共著に『哲学の道具箱』『倫理学の道具箱』(共立出版)、『哲学者は何を考えているのか』(春秋社)ほかがある。
向井 和美(翻訳):【訳者】向井和美(むかい・かずみ) 京都府出身。早稲田大学第一文学部卒業。翻訳家。訳書に『学校に通わず12歳までに6人が大学に入ったハーディング家の子育て』『プリズン・ブック・クラブ』『アウシュヴィッツの歯科医』(以上、紀伊國屋書店)、『哲学の女王たち』(晶文社)ほかがある。

内容

これは「読む」本ではありません。
「考える」本です。

身体と脳、自意識、言語、宗教、芸術、環境問題など、多岐にわたるテーマから100の問いをまとめた、哲学的思考実験の見本帳。

「列車の暴走で40人が死にそうなとき、5人だけ死ぬほうにレバーを切り替えられるとしたらどうするか」

NHK「ハーバード白熱教室」で取り上げられた「トロッコ問題」のように、古代ギリシャの時代から哲学者たちは「思考実験」を “考えるためのシミュレーション・ツール” として用いてきました。身体と脳・自意識・生命倫理・言語・宗教・芸術・環境・格差など、多岐にわたるテーマから選りすぐった簡単に“答え”の出ない、哲学・倫理学・論理学の100の難問があなたをぐらぐらと揺さぶります。

★世界19ヶ国で刊行! イギリス発ロングセラー!

【書評から】
・「読んでいて思わず引きこまれる。知的で愉快で、型破り。巧みでセンスのよい構成。誰かと議論したいのに、相手が見あたらないとき、繰り返し手にとりたくなる本だ」(Sunday Herald)

・「楽しんでできる頭の体操」(London Review of Books)

・「何度も考えることこそ、明敏で切れ味のよい本書の意図するところだ」(Sunday Times)

・「この本はさながら、道徳哲学の“数独”である。身動きできない地下鉄の中でも、“思考実験”のどれかに取り組めば、たちまち通勤地獄から抜け出せる」(New Statesman)

【目次(一部)】
01 邪悪な魔物――理性で理性を疑えるだろうか?
02 自動政府――コンピュータに政治ができるだろうか?
03 好都合な銀行のエラー――誰も損をしなければ何をしてもよいか?
04 仮想浮気サービス――不倫はなぜいけないのか?
05 わたしを食べてとブタに言われたら――動物の尊厳とはなんだろう?
06 公平な不平等――不平等が許される場合とは?
07 勝者なしの場合――結果がよければ何をしてもいいのか?
08 海辺のピカソ――芸術は永遠だろうか?
09 善なる神――宗教なしの道徳は成立するのだろうか?
10 自由意志――すべてはあらかじめ決定されているのか?

100 喫茶店で暮らす人たち――わたしたちも搾取の加担者だろうか?

目次