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丸善のおすすめ度

芭蕉全発句(講談社学術文庫 2096)

山本 健吉  著

在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \2,200(税込)         
発行年月 2012年02月
出版社/提供元
講談社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 794p
大きさ 15cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784062920964
商品コード 1008328865
NDC分類 911.32
個人件名 松尾/芭蕉
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2012年03月4週
書評掲載誌 毎日新聞 2012/03/25
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1008328865

内容

国文学に通暁し、実作と研究双方のよき理解者たる文芸評論家が、渾身の情熱を注いで正面から俳聖に挑む。全句の訓詁注釈を通して実景、実感、伝記的事実、言葉の意味、詩性――芭蕉の世界に迫り、「軽み」論から「いのち」と「かたち」へ、日本人の魂に根ざす文学的本質へと読者を誘う。今日の俳句・短歌隆盛の礎となった不朽の一冊。(解説・尾形 仂)


言葉の美、深長な意味、軽み――
俳句の伝統と革新はここに創まる

国文学に通暁し、実作と研究双方のよき理解者たる文芸評論家が、渾身の情熱を注いで正面から俳聖に挑む。全句の訓詁注釈を通して実景、実感、伝記的事実、言葉の意味、詩性――芭蕉の世界に迫り、「軽み」論から「いのち」と「かたち」へ、日本人の魂に根ざす文学的本質へと読者を誘う。今日の俳句・短歌隆盛の礎となった不朽の一冊。(解説・尾形 仂)

定型詩のよき理解者が俳聖の全句を解き明かす
私は大学の講座で、師匠釈迢空(ちょうくう)から、原典の一字一句を如何に深く訓まなければならないかを学んだ。私は低声にささやかれるような訓詁の著述に、中世の倭学者たちや近世の国学者たちの、古典への没頭の中に貫いた耿々(こうこう)の志を見るのである。及ばずながら私も、彼等の志したあとを歩もうとする者に過ぎない。――<本書「まえがき」より>

※本書の原本は1974年、河出書房新社より『芭蕉全發句』上下巻として刊行されました。なお、講談社学術文庫収録にあたっては、1983年に小社より刊行された『山本健吉全集 第六巻』を底本としました。

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