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【ロンドン万国博覧会―資料から読み解く 全4巻】

The Great Exhibition H 1776 p. 13

Cantor, Geoffrey  著

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価格 特価  \100,038(税込)         
発行年月 2013年09月
出版社/提供元
Routledge
出版国 イギリス
言語 英語
媒体 冊子
装丁 hardcover
ページ数/巻数 1776 p.
ジャンル 洋書/人文科学/歴史学 /イギリス史
ISBN 9781848933552
商品コード 1008476229
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2014年12月
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1008476229

内容

1851年にロンドンで行われた万国博覧会はヴィクトリア朝の傑出した公のイベントでした。ジョセフ・パクストンの設計によるガラスと鉄でできたクリスタル・パレスで開催され、世界中から集められた膨大な数の品物、技術、工芸品が展示されました。当初は商品の見本市とみなされていましたが、しばしば他の国々に対する大英帝国の力の誇示であるとも見られました。アルバート公は、その10年前の軍事的衝突を踏まえて、この博覧会では友好的な競争相手として国々を一同に集めることを目的としていると強く主張しましたが、万国博覧会が果たす役割と長期に渡るその影響は非常にあいまいな側面がありました。はたしてそれは自由貿易を促進させたのでしょうか、それとも海外の競争相手に利益をもたらしたのでしょうか?職人の成果を賛美したのでしょうか、それとも製造業者や工場主の肩を持つことになったのでしょうか?非神聖、強いては冒涜だったのでしょうか、それとも大英帝国においてキリスト教を推進させたのでしょうか?この万国博覧会はさまざま議論を呼ぶものであり、のちの研究書では19世紀半ばの政治的、社会的、宗教的な論争への重要な洞察をもたらしています。
本書では数多くのトピックについて幅広い視点から扱っており、書簡や日記、議事録、公文書、新聞記事、説教、詩、小冊子などの資料は博覧会とその遺産のより深い考察へと私たちを導きます。
・説教、詩、新聞記事、小冊子といった約100点の資料を収録し、その中には出版されていない資料も含まれています。
・多様な意見を示す資料を歴史的文脈の中で捉えています。
・全体および各巻への序文、頭注、巻末注などが付いており、研究に適した構成となっています。
・最終巻に索引が付いています。

目次