内容
●目覚ましい進歩を遂げる検査・診断について安全な看護の実践に不可欠の知識を整理しました。
●的確なアセスメントを行うには、患者の臨床データのもつ意味の理解が重要です。そのために、本書は基本的知識を整理するのみならず、検査法や基準値、あるいは心電図の読み方等を掲載するなど、臨床で使える書に視点を置いて編集しています。
●多くの図表により、読む臨床検査の書から、見る臨床検査の書として利用できるよう工夫しました。
第1章 臨床検査の基本
1 臨床検査とは
2 医療における臨床検査の意義
3 臨床検査の仕組み
4 臨床検査における看護師の役割
第2章 臨床検査の進め方
1 臨床検査の種類
2 検体採取から提出までの注意事項
3 臨床検査の実際
4 臨床検査データの読み方
5 検査による事故と防止策
第3章 一般検査
1 尿検査
2 糞便検査
3 髄液検査
4 穿刺液検査
第4章 血液検査
1 末梢血液検査
2 末梢血液像
3 血液凝固・止血検査
4 骨髄検査
5 染色体検査
第5章 臨床化学検査
1 糖尿病関連検査
2 高脂血症関連検査
3 肝機能検査
4 膵機能検査
5 腎機能検査
6 電解質検査
7 尿酸検査
8 ビタミンの検査
第6章 免疫血清検査、輸血検査
1 免疫血清検査とは
2 炎症・感染症関連の検査
3 自己免疫関連の検査
4 免疫細胞関連の検査
5 腫瘍関連抗原の検査
6 輸血検査
第7章 ホルモン検査
1 ホルモン検査総論
2 ホルモン検査各論
第8章 微生物検査(感染症検査)
1 検体採取
2 微生物検査の種類と適応
3 病原微生物の種類とその概要
第9章 病理学的検査
1 病理学的検査の種類
2 検体の種類と保存法および検査室への提出法
3 病理検査の実際
第10章 生理機能検査
1 循環機能検査
2 呼吸機能検査
3 神経筋検査
4 超音波検査
5 その他の生理機能検査
第11章 POCT─ベッドサイドでの簡易な検査─
1 POCTとは
2 POCTの対象となる臨床検査
3 看護師がPOCTにかかわることの意味
4 機器・試薬の管理とデータの管理
5 臨床検査室(技師)との連携とPOCTコーディネータ
6 各検査のピットフォールおよび留意点