吉原　和男 　著

著者紹介

内容

目次

序章　吉原和男 第1部　人の国際移動と日本 第１章　多文化社会の将来に向けて―ノルウェー事件と日本 　　　　関根政美 第2章　近現代日本における外国人概念の変遷―明治初期から現在まで 　　　　浅川 晃広 第3章　現代日本における入国管理政策の課題と展望　　明石純一 第4章　モビリティ・スタディーズから「移民の社会学」へ　　吉原直樹 第2部　アジアから日本へ 第5章　地域社会を通じて見た外国人技能実習制度 　　　　―北海道稚内市の事例を中心に　　小林 真生 第6章　「中国系」住民と日本人住民との「融合的コミュニティ」構築に 　　　　向けて―京都府N団地自治会の取り組みを事例として　　奈倉京 　　　　子 第7章　東アジア圏内で展開する中華系キリスト教 　　　　―移動と宗教という観点から　　藤野陽平 第8章　戦後における琉球華僑をめぐる記憶と忘却 　　　　―「石垣市唐人墓建立事業」を事例に　　八尾祥平 第9章　「ムラの国際化」再考 　　　　 ―山形県在住の韓国人妻の事例から　　柳蓮淑 第10章　沖縄における「フィリピン・ウチナーンチュ」の「帰還」移動 　　　　 ―移動の交差する場所　　ジョハンナ・ズルエタ 第11章　新日系フィリピン人の現状―日比の比較を通して　　橋本直子 第12章　在日ビルマ系難民の移住過程 　　　　 ―市民権・雇用・教育をめぐる諸問題　　人見泰弘 第13章　在日ムスリムコミュニティと東日本大震災被災者支援　　倉沢 　　　　 宰（サイエド・ムルトザ） 第3部　比較の視点から考える日本 第14章　日本への中国国費留学生の進路選択 　　　　―改革・開放初期の学部留学生へのインタビュー調査を通じて 　　　　王雪萍 第15章　台湾における多文化主義の変容 　　　　　―婚姻移民の増加と変容する「血」のメタファー　　横田祥子 第16章　ニューヨーク市のコリアンタウンにおける民族関係の再構築 　　　 　―クイーンズ区フラッシング地区を事例に　　魯ゼウォン 第17章　韓国における多文化社会化の進行と移民政策の現状 　　　　 李姃姬（チョンヒ） 第18章　タイ国ラノーン県のミャンマー人移民 　　　　 ―不安とともに生きる　　石高真吾 第19章　オランダ領東インドにおける日本人社会の終焉　　倉沢愛子 第20章　在日ペルー人コミュニティとカトリック教会　　寺澤宏美 第21章　外国人支援から見る現代日本の「移民と宗教」 　　　　 ―在日ブラジル人とキリスト教会を中心として　　高橋典史