蔣介石の外交戦略と日中戦争
家近 亮子 著
著者紹介
内容
目次
序章 「外交は無形の戦争である」 第一章 蔣介石の外交戦略の基本構造 第一節 「外交は無形の戦争」論 第二節 「持久戦論」――「反共抗ソ」の概念と「以夷制夷」政策 第三節 「政治・軍事・外交の三位一体」論 第二章 抗日戦争の準備――蔣介石における一九三五年の分析 第一節 「日本は敵乎? 友乎?」の検証 第二節 蔣介石の四川建設の戦略的意義 第三章 日中戦争の開始と蔣介石 第一節 日中戦争研究の動向 第二節 日中戦争の開始と蔣介石 第四章 日中戦争の展開――一九三八年の情勢 第一節 「抗戦建国綱領」の制定 第二節 中国空軍機による「人道飛行」の分析 第五章 日中戦争から太平洋戦争への途――蔣介石の外交戦略の一つの結実 第一節 日本の「以華制華」政策の展開と蔣介石・汪精衞 第二節 第二次世界大戦勃発をめぐる蔣介石外交の展開 第三節 日独伊三国同盟,日ソ中立条約から日米開戦へ 終章 蔣介石外交の新たなる課題と日本 注 あとがき 付録1戦前及び戦後直後の日本における蔣介石研究 付録2日中関係史年表(一九三一年―一九四五年) 人名・事項索引