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ベルリンの壁~ドイツ分断の歴史~

エトガー・ヴォルフルム  著

飯田収治, 村上 亮, 木村明夫  翻訳
 品切
   
価格 \2,640(税込)         
発行年月 2012年12月
出版社/提供元
洛北出版
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 283p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/歴史学/ドイツ・オーストリア・スイス史
ISBN 9784903127170
商品コード 1011660271
NDC分類 234.075
基本件名 ドイツ-歴史-東西分裂時代(1945〜1990)
本の性格 学術書/学生用
新刊案内掲載月 2013年02月2週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1011660271

著者紹介

エトガー・ヴォルフルム(著者):1960年生。現在、ハイデルベルグ大学の歴史学教授。 第二次世界大戦後のドイツ現代史が主たる専門領域で、 ドイツ歴史学界の第一線を占める研究者のひとりである。 『ドイツ連邦共和国 1949~1990年』(2005年)、 『ドイツ民主共和国』(2009年、いずれも未邦訳)など、 多くの著作がある。
飯田収治(翻訳):1938年生。大阪市立大学名誉教授。京都大学大学院・文学研究科博士課程単位取得退学。専門はドイツ近代・現代史。著作として、共著『ドイツ現代政治史(改訂版)』(ミネルヴァ書房、1995年)、編著『西洋世界の歴史像を求めて』(関西学院大学出版会、2006年)など。翻訳として、H-U・ヴェーラー編『ドイツの歴史家』(第1巻、第4巻、共訳、未來社、1984年)など。
村上 亮(翻訳):1981年生。関西学院大学大学院・研究科研究員。関西学院大学大学院・文学研究科後期博士課程修了。専門は近代ハプスブルク帝国史。著作として、博士論文『世紀転換期ボスニア・ヘルツェゴヴィナにおける農業政策の展開――ハプスブルク帝国による周辺地域開発の意義』(関西学院大学、2012年3月、博士・歴史学)、「ハプスブルク統治下ボスニア・ヘルツェゴヴィナにおける森林政策――森林用益権をめぐる国家規制と慣習的権利の対立と妥協」(『スラヴ研究』57号、北海道大学スラブ研究センター、2010年)など。
木村明夫(翻訳):1942年生。関西学院大学大学院・大学院研究員。関西学院大学大学院・文学研究科後期博士課程単位取得退学。専門はドイツ現代史。著作として、「東ドイツの日常生活空間――ホーネッカー前期時代」(『人文論究』56巻1号、関西学院大学・文学部、2006年)、「東ドイツ〈壁がん社会〉の消費構造――自家用車願望にみる〈裏経済〉のメカニズム」(『西洋史学』229号、日本西洋史学会、2008年)など。

内容

壁が倒れたとき、あなたは何歳でした?

なぜ人びとは壁に慣れてしまったのか?
その壁がどうして、1989年に倒れたのか?
建設から倒壊までの、冷戦期の壁の歴史を、壁のことをよく知らない若い人にむけて、簡潔かつ明瞭に解き明かす。
写真を多数掲載。

 1989年、ベルリンの壁は倒壊しました。
 今の若い人たちには、記憶のない事件でしょう。
 その後に生まれたのですから。
 この本は、壁の構築から倒壊に至るまでの人びとの苦悩、抵抗、無関心の歴史について、壁のことをよく知らない人に向けて書かれています。今なお世界中にある「壁」にも目を向けてほしいからです。
 たとえば、イスラエルとパレスチナのあいだ、アメリカとメキシコのあいだ、インドとバングラデシュのあいだ、都市の富裕層と貧困層とのあいだに、「壁」が構築され続けていることに、あなたは気づくでしょう。

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