KNOWLEDGE WORKER ナレッジワーカー



丸善のおすすめ度

遺伝子操作時代の権利と自由~なぜ遺伝子権利章典が必要か~

シェルドン・クリムスキー, ピーター・ショレット  著

長島 功  翻訳
在庫状況 お取り寄せ  お届け予定日 1週間 
価格 \3,300(税込)         
発行年月 2012年11月
出版社/提供元
緑風出版
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 417p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/生命科学、医学、農学/生物学/遺伝学
ISBN 9784846112172
商品コード 1011744846
NDC分類 467.25
基本件名 遺伝子工学
本の性格 学術書/実務向け
新刊案内掲載月 2012年12月1週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1011744846

著者紹介

シェルドン・クリムスキー(著者):タフツ大学の都市・環境政策の教授およびパブリックヘルス・家庭医学の非常勤教授である。彼は、「責任ある遺伝学協会」の創立時の理事会メンバーである。クリムスキー教授は、これまでに140を超える論文や報告を発表しており、またGenetic Alchemy: The Social History of the Rcombinabt DNA、Biotechnics and Society: The Rise of Industrial Genetics(『生命工学への警告』木村利人監訳、玉野井冬彦訳、家の光協会、1985年), Agricultural Biotechnology and the Environment(R. Wrubelとの共著)、Science in the Private Interest(『産学連携と科学の堕落』宮田由起夫訳、海鳴社、2006年)を含む7冊の著書を出版している。出版された大部分は、遺伝学とバイオテクノロジーの社会的な影響と倫理的意味を主題としている。
ピーター・ショレット(著者):マサチューセッツ州のボストンでフリーランスのライターとして仕事をしている。彼は、経済学と政治の科学に関する様々な雑誌で書いており、「責任ある遺伝学協会」のプログラムの元責任者である。
長島 功(翻訳):バイオハザード予防市民センター事務局長、ロゴス英語教育研究所長、翻訳家。1950年生まれ。1974年静岡大学人文学部卒業。1983年広島大学大学院地域研究研究科修士課程修了。国際学修士。ルーズベルト大学ジャパンセンター講師、大手予備校等の英語講師、フリーランスの翻訳者を経て現職。専攻:哲学、経済学、社会思想史、環境社会学、環境法学、生命倫理学、 科学技術論
著書論文:『教えてバイオハザード!』(共著、緑風出版、2003年)、 『国立感染研は安全か――バイオハザード裁判の予見するもの』(共著、緑風出版、2010年)、論文その他多数。

内容

遺伝子操作が生命の網にどのような影響を及ぼすことになるかは全く分らないし、遺伝子組み換え生物は、いったん環境に入れば、取り除くことはできないし、人類と生命圏全体に新たなリスクを及ぼす。人間の遺伝子操作は、個々人と彼らの子孫の健康に新たな脅威を作り出し、人権、プライバシーおよび人間の尊厳を危険にさらす畏れがある。
にもかかわらず科学、医学、企業、政府の各機関は、遺伝子操作を推進し、病気を治し飢える人を養うという約束の美名の下に、生命が急速に特許化されて商業の対象となっている。
本書は、私たち人間の権利と人格的完全性と地球の生物学的完全性を保護するために、遺伝子革命の社会的・生物的な意味を評価し、その応用を民主的に制御するために、遺伝子権利章典を提案する。

目次