Minami, Masahiko（編者）：San Francisco State University, USA

応用言語学は、言語学、人類学、心理学、社会学といったその他多くの分野が関わる学際的な研究分野です。本書は、日々研究が進められている応用言語学分野における議論を反映した内容になっています。本書は７つのセクションに分かれており、日本語に関する新たな見解や他の言語との関わりを視野に入れながら、それぞれのトピックの重要性を捉えています。第１部は、第一言語習得を取り上げます。第２部は、第二言語習得と二言語主義/多言語主義に関する内容となっています。第３部は、外国語指導と学習に関して、第４部では、コーパス言語学/計算言語学に関して扱います。第５部では臨床言語学を、第６部では翻訳/通訳の分野を、そして最後に、第７部では日本語の手話を取り上げます。本書は、深く包括的に現代の多様な問題を取り上げており、日本語言語学、特に応用言語学に関心を持つ研究者や大学院生にとって有用な文献となるでしょう。