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散種(叢書・ウニベルシタス 989)

J.デリダ  著

藤本 一勇, 立花 史, 郷原 佳以  翻訳
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \6,380(税込)         
発行年月 2013年02月
出版社/提供元
法政大学出版局
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 6p,646p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/哲学/フランス・オランダ哲学
ISBN 9784588009891
商品コード 1012303705
NDC分類 135.5
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2013年03月4週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1012303705

著者紹介

J.デリダ(著者):(Jacques Derrida)
1930-2004年.アルジェリア生まれのユダヤ系哲学者.パリの高等師範学校で哲学を専攻.同校の哲学教授を経て、社会科学高等研究院教授を務める.西洋形而上学におけるロゴス中心主義の脱構築を提唱し、構造主義以降の人文社会科学の広範な領域──文学・芸術理論、言語論、政治・法哲学、歴史学、建築論ほか──に多大な影響をもたらした.邦訳書に『エクリチュールと差異』『絵画における真理』『法の力』『ユリシーズ グラモフォン』『有限責任会社』『哲学の余白』『シニェポンジュ』『アーカイヴの病』(以上、法政大学出版局)、『声と現象』(理想社)、『グラマトロジーについて』(現代思潮新社)、『友愛のポリティックス』『フッサール哲学における発生の問題』『ならず者たち』(みすず書房)、『アポリア』(人文書院)、『そのたびごとにただ一つ、世界の終焉』(岩波書店)、『死を与える』(筑摩書房)、『精神分析の抵抗』(青土社)、『マルクスの亡霊たち』(藤原書店)、『条件なき大学』(月曜社)ほか多数.
藤本 一勇(翻訳):1966年生まれ.早稲田大学文学学術院教授.20世紀フランス哲学専攻.著書に『情報のマテリアリズム』(NTT出版)、『外国語学』(岩波書店)、『批判感覚の再生』(白澤社)、共著に『現代思想入門』(PHP研究所)、訳書にデリダ『哲学の余白』(共訳、法政大学出版局)、同『アデュー』、デリダ/ルディネスコ『来たるべき世界のために』、デリダ/ハーバーマス『テロルの時代と哲学の使命』(以上、岩波書店)、ラクー=ラバルト『歴史の詩学』(藤原書店)、『来たるべきデリダ』(共訳、明石書店)、『デリダ 政治的なものの時代へ』(共訳、岩波書店)ほか.
立花 史(翻訳):1974年生まれ.早稲田大学非常勤講師.フランス文学専攻.共著に『危機のなかの文学』(水声社)、『近代の超克──フクシマ以後』(理想社、近刊)ほか、論文に「連鎖と交差──初期デリダ研究」(『AZUR』第7号)、「マラルメの辞書学──『英単語』第一巻「一覧表」の解読」(『フランス語フランス文学研究』102号)ほか.
郷原 佳以(翻訳):1975年生まれ.関東学院大学准教授.フランス文学専攻.著書に『文学のミニマル・イメージ──モーリス・ブランショ論』(左右社)、論文に「アブラハムから雄羊へ──動物たちの方を向くデリダ」(『現代思想』2009年7月号)、訳書にデリダ『滞留』(共訳、未來社)、ブランショ『ブランショ政治論集1958-1993』(共訳、月曜社)ほか.

内容

『グラマトロジーについて』『エクリチュールと差異』『哲学の余白』と並ぶデリダの初期代表作、待望の全訳! 〈書物〉の円環を破砕する「書物外」、ロゴスの真理を転覆させるパルマコン(薬/毒)としてのエクリチュール論「プラトンのパルマケイアー」、マラルメの詩学に形而上学の脱構築を見出す「二重の会」、ソレルスのテクスト機械に接ぎ木する「散種」の四篇が織りなす、書物ならざる書物の到来。

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