障害児保育 第2版(最新保育講座 15)
著者紹介
内容
目次
はじめに 第1章 障害児保育とは 1 障碍児保育を議論する前に 2 子どもとはどういう存在か 3 障碍とは何か 4 障碍児保育の始まりと,そこから現れてきたいくつかの問題 5 子どもを一個の主体として受け止めることの意義 ——保育者の対応の基本 6 障碍児保育の経験からわかってきたこと 第2章 障害児保育を医療の観点から考える 1 発達障害について 2 障害のある子どもたちの思い 3 障害のある子の保護者の思い 4 医療現場に求められているもの 5 医療からみた保育現場への期待 6 医療と保育の真の連携を目指して 第3章 障害のある子どもに学ぶ保育実践 1 「こんにちは」——保育の扉を開けるとき 2 「少し寝てもいいですか」——保護者のニーズに寄り添う 3 「ぼくって天才!」——かけがえのない私 4 「心がまるくなる」——子どもたちと共に育ち合う 5 「私も泣きたい」——教師も惑う 6 「大勢は苦手です」——味わい深い思い 第4章 自閉症の子どもの育ちを支える共感的なかかわり 1 自閉症の子どもとの出会い 2 共に生きることができない 3 自閉症の子どもが「おもしろい」と感じる世界 4 共感的なかかわりによってつむぎ出されていく「共に生きる」関係 5 「共に生きる」関係の広がり 6 「共に生きる」ことを軸とした子どもの育ち 7 保育のなかの大切なこと 第5章 障害のある子どものケース会議 1 よく行われている障碍児保育のケース会議の問題点 2 ケース会議の展開 3 具体的なケースから 4 障碍児保育でよくある考え違い 5 ケース会議で考えなければならないこと 第6章 障害児保育の制度と変遷 1 制度化以前の障碍幼児の保育の場——分離保育 2 制度化以前の保育所における障碍児保育 3 保育所における障碍児保育の制度と変遷——統合保育 4 保育所における障碍児保育制度の現在 5 保育所における障碍児受け入れの問題点