子どもと家族の認知行動療法<4> 摂食障害
S.G.ガワーズ, L.グリーン 著
内容
目次
第1章 摂食障害とその管理 1.はじめに 2.臨床的特徴 3.体重と体型への関心の原因 4.介入アプローチ 5.予後と結果 第2章 子どもと若者の摂食障害の介入における認知行動療法の役割 1.背景 2.認知行動療法は若者のメンタルヘルスの問題にどのような効果があるのか 3.11歳の子どもが認知行動療法の介入を受けるのに必要な認知的発達レベルに達しているかどうかを,見極める方法 4.摂食障害の介入における認知行動療法の役割 第3章 アセスメントとフォーミュレーション 1.はじめに 2.面談の実施 3.ケース・フォーミュレーション(事例の定式化) 4.アセスメントの終了 第4章 クライアントの、介入への積極的な参加と動機づけ 1.はじめに 2.なぜ介入への積極的な参加が重要なのか 3.親の動機づけ 4.介入に取り組む際の注意点 第5章 家族の役割 1.家族療法の研究と証拠 2.家族機能の問題と予後診断 3.個人療法における家族のサポート的参加 4.誰が認知行動療法プログラムの行動面の責任を負うのか 5.親の障害や,摂食/体重に関する認知への取り組み 6.きょうだいの参加 第6章 ステージ1――介入計画を立て,基本方針を定め,変化に着手する 1.介入の構造とタイミングおよびセラピストの態度 2.日記を付けること 3.目標体重の設定と成長計画 第7章 ステージ2――摂食問題と代償行為への取り組み 1.計画的かつ柔軟な食事の方法 2.代償行為への取り組み 3.外食について 4.食事に関する「ルール」を見つけ,解決する 第8章 ステージ3――介入のモニタリングと再検討 1.自己報告形式の質問票 2.半構造化面接 3.回復をさまたげるもの 第9章 ステージ4――無益な認知への取り組みと摂食障害を持続させている問題の解決 1.否定的な自動思考,不適切な態度,スキーマと行動 2.否定的思考スタイル 3.問題解決 4.ボディイメージと,体型と体重の過大評価への取り組み 5.時間軸に沿って考える 6.完璧主義に対する取り組み 第10章 ステージ5――再発防止と介入の終結 1.介入終了のタイミング 2.再発防止 3.経過観察の調整 第11章 入院患者の管理,集団療法,セルフヘルプ 1.入院患者の管理 2.集団向けの認知行動療法アプローチ 3.セルフヘルプ 第12章 今後の課題 1.臨床的課題 2.研究に関する課題 3.認知行動療法プログラムの医療提供