薬害過失と因果関係の法理
塩野 隆史 著
内容
目次
刊行に寄せて(潮見佳男) 第1編 薬害HIV訴訟の総合的検討 序 章 はじめに 第1章 薬害HIV訴訟の概要 第2章 薬害HIV訴訟の法的問題点 第3章 製薬会社らの責任 第4章 被告国の責任 第5章 因果関係 第6章 除斥期間経過後の患者の救済 第7章 血友病資料医師らの責任 第8章 薬害エイズと刑事裁判 第9章 ミドリ十字代表訴訟 第10章 その他の論点と総括 第2編 薬害肝炎訴訟の概要と「因果関係」 第1章 薬害肝炎訴訟の概要 第2章 薬害肝炎訴訟の因果関係 第3編 薬害過失の帰責構造 ──薬害肝炎事件、薬害イレッサ事件等を素材に 第1章 序 論 第2章 薬害訴訟における製薬会社の過失に関する判例・学説の展開 第3章 薬害C型肝炎訴訟と過失理論 第4章 薬害肝炎判決の分析と評価 第5章 薬害事件に対するハンドの公式の適用可能性 第6章 製造物責任法上の「欠陥」理論との接続 第7章 終 章 補 論 イレッサ最高裁判決について 第1章 イレッサ最高裁判決の概要 第2章 最高裁判決の論旨 第3章 医薬品についての製造物責任 終 章 終わりに 資料1 和解案定時に当たっての所見(大阪地方裁判所第8民部) 資料2 主要薬害裁判一覧 資料3 製造物責任判例の年代別類型 資料4 薬害過失の判断構造 資料5 5地裁判決対照表 資料6 薬害イレッサ事件最高裁判決