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ウィトゲンシュタインの講義~ケンブリッジ1932-1935年~(講談社学術文庫 2196)

アリス・アンブローズ  編
野矢 茂樹  翻訳
 品切
   
価格 \1,650(税込)         
発行年月 2013年10月
出版社/提供元
講談社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 546p
大きさ 15cm
ジャンル 和書/人文科学/哲学/ドイツ・オーストリア哲学
ISBN 9784062921961
商品コード 1013894493
NDC分類 134.97
本の性格 学術書/学生用
新刊案内掲載月 2013年11月4週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1013894493

著者紹介

アリス・アンブローズ(編者):1906年、アメリカ生まれ。1932年から1935年までケンブリッジ大学でウィトゲンシュタインに学ぶ。スミス・カレッジ名誉教授。
野矢 茂樹(翻訳):1954年生まれ。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。専攻は、哲学。『論理学』(東大出版会)、『心と他者』(勁草書房→中公文庫)、『哲学の謎』『無限論の教室』(いずれも講談社現代新書)、『哲学・航海日誌』(春秋社→中公文庫)、『新版 論理トレーニング』(産業図書)、『語りえぬものを語る』(講談社)、『大森荘蔵―哲学の見本』(講談社)など著書多数。わが国で、もっとも注目される哲学者の一人。

内容

「言語ゲーム」論はこうして熟していった!
中期から後期に向かうウィトゲンシュタインの生々しい哲学の現場を読む!

ある語の使い方を知っていることはチェスの駒の動かし方を知っていることに似ている。では、規則はいかにしてゲームをプレイすることの内に入り込むのか。――たとえば一九三二―三三年の講義でこう語りかける。言語、意味、規則といった主要テーマを行きつ戻りつ考察し続け、ウィトゲンシュタインにとっても画期となった時期の魅惑の哲学を味わう。

ボールを用いてプレイしている人々を見て、そしてそのようなゲームを百回見たあとで、そのゲームの規則を書くように言われたとしよう。しばらく見たあとならばその規則を書くこともできるだろうというのは、確かにふつうのゲームの場合であればその通りであるに違いない。さて、規則に従ってゲームをプレイすることと、たんに遊んでいることとの間にあらゆる種類の中間的事例がある。そしてそれはわれわれの言語においても同様である。――<本書「1934年-35年 ミカエル祭学期 講義3」より>

※本書の原本は、1991年、勁草書房より刊行されました。

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