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ブルクミュラー25の不思議~なぜこんなにも愛されるのか~

飯田 有抄, 前島 美保  著

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価格 \2,090(税込)         
発行年月 2013年12月
出版社/提供元
音楽之友社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 255p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/芸術/音楽
ISBN 9784276143333
商品コード 1014121306
NDC分類 762.35
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2014年02月1週
書評掲載誌 毎日新聞 2014/03/16
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1014121306

著者紹介

飯田 有抄(著者):音楽ライター/翻訳。東京芸術大学大学院音楽研究科修了。楽譜やCD、演奏会プログラムの楽曲解説、雑誌にインタビュー記事など執筆。著書『あなたがピアノを続けるべき11の理由』(ヤマハ・ミュージック・メディア)。

前島 美保(著者):日本音楽史研究。東京芸術大学大学院音楽研究科修了。『十八世紀上方歌舞伎音楽の研究―囃子方を中心に―』で博士号取得。「ブルクミュラーの生涯と日本『ブルク』事始」(『ムジカノーヴァ』)。ぶるぐ協会主宰。

内容

『ブルクミュラー 25の練習曲』は誰もが知っている超人気ピアノ曲集だ。「アラベスク」や「貴婦人の乗馬」などは小学校の音楽室のピアノで女子が弾く定番レパートリーで、多くの人が必ずどこかで耳にしている。『バイエル』に続く教則本としてピアノ学習者なら誰しも弾く曲集であるが、その作曲者については、これまでほとんど知られず、関心ももたれてこなかった。しかし、多くの日本人の思い出の中に「ブルクミュラー」はしっかりと存在する。その不思議を考えるのが本書である。この知られざる作曲家の人物や活動、作品を紹介し、なぜ日本の多くの出版社がブルクミュラーの楽譜を出版し、なぜその多くの曲名がそれぞれ違っているのか、日本にどのように伝わり広まったか、どのように教えられ演奏されてきたか、なぜ『25の練習曲』から紙芝居やダンスが生まれたのか、そして、なぜ私たちはこれほどまでにブルクミュラーが好きなのか、を探っていく。ブルクミュラーの不思議を探ることは、私たちの音楽体験を考えることなのだ。

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