丸善のおすすめ度
記憶のしくみ<下> 脳の記憶貯蔵のメカニズム(ブルーバックス B-1843)
エリック.R・カンデル,
ラリー.R・スクワイア
著
小西 史朗,
桐野 豊
監修
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在庫状況
有り
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お届け予定日
3~4日
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価格
\1,760(税込)
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発行年月 |
2013年12月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
300p |
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大きさ |
18cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/心理学/実験心理 |
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ISBN |
9784062578431 |
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商品コード |
1014196257 |
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NDC分類 |
141.34 |
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基本件名 |
記憶 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2014年02月2週 |
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書評掲載誌 |
読売新聞 2014/01/12 |
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商品URL | https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1014196257 |
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内容
下巻では、いよいよ、人のアイデンティティー(独自性)を決める陳述記憶が、シナプスでどのように保存されるかのメカニズムを中心に解説しています。たとえば、電話番号をおぼえるような短期的記憶から、生涯にわたって忘れることのない記憶まで、そのメカニズムにどんな違いがあるのか。長期記憶を支える分子として、どんな種類のものがはたらいているのか。このような記憶の分子メカニズムが、どのような実験によって明らかにされてきたのかなどが明解に説明されています。
また、運動技能、習慣や連合学習(二つの刺激を組み合わせた記憶、古典的条件づけ)のメカニズムも説明しています。脳が膨大な量の記憶を獲得し保持できるのは、脳内のシナプスが構造的、機能的に可塑性を示す(可変である)ことに依存しているという思想が、本書の基調となっています。最後に、このような記憶の分子生物学および認知神経科学から、現代の高齢化社会における大きな課題である記憶能力の障害、つまりアルツハイマー病のような認知症の克服に向けて、どのような寄与ができるかを展望しています。