内容
1820年、ミシュレ22歳!19世紀最高の歴史家の、青春の記録。大歴史家ミシュレは、いかにしてミシュレとなりえたか?万巻の書を読んで精神の礎を築き、親友と闘わせた議論の中から自己を確立する――これこそが、青春の真骨頂である。アナールの父と言われるミシュレは、“すべての学問は一なるもの”という視野を、どのように育てえたのか?22~25歳の日記、あらゆる古典を読みあさった記録「読書日記」、夭折した魂の友ポワンソとの往復書簡などから、後年の偉業を彷彿させる、若き日の精神の核心に迫る。“学ぶ”とはどういうことか、そして真の友情とは――?