<持ち場>の希望学~釜石と震災、もう一つの記憶~
内容
目次
序 釜石の希望学――震災前,そして震災後(玄田有史) ? 記憶を記録する 第1章 釜石における震災の記憶(中村尚史) ? 希望学の視点 第2章 褒められない人たち(中村圭介) 第3章 「持ち場」と家族(竹村祥子) 第4章 釜石のある消防関係者の記憶(佐藤慶一) 第5章 調査船の避難行動を担う――県職員(船員と一般職員)の場合(加瀬和俊) 第6章 市職員へのサポート――復興過程における「補完性の原理」(塩沢健一) 第7章 そのとき,政治は(宇野重規) 第8章 発災から避難所閉鎖までの5か月間の市民と市職員の奮闘(吉野英岐) 第9章 「住まいの見通し」はなぜ語りづらいのか(西野淑美) 第10章 「住まいの選択」をめぐる困難さ(石倉義博) 第11章 点と点,そして点――地域住民の希望(佐藤由紀) 第12章 「ねおす」から「さんつな」へ(大堀 研) ? 当事者の視点 第13章 東日本大震災と釜石市――1年間のあゆみ(佐々木 守) 第14章 鉄の絆の復興支援――北九州市の活動(東 義浩) 第15章 釜石と共に生きる製鉄所として,地域支援と事業の復旧に取り組む――(新日本製鐵(現新日鐵住金)釜石製鉄所,(編集・解題)中村尚史) 東日本大震災関係年表 あとがき(中村尚史・玄田有史) (資料)「震災の記憶」インタビューへのご協力のお願い 索引 編者・執筆者紹介