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イメージとしての女性~文化史および文学史における「女性的なるもの」の呈示形式~(叢書・ウニベルシタス 1022) 

ジルヴィア・ボーヴェンシェン  著

渡邉 洋子, 田邊 玲子  翻訳
 絶版
   
価格 \5,280(税込)         
発行年月 2014年12月
出版社/提供元
法政大学出版局
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 432p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/社会科学/社会学/家族・世代
ISBN 9784588010224
商品コード 1016744450
NDC分類 367.2
基本件名 女性-歴史
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2015年02月1週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1016744450

著者紹介

ジルヴィア・ボーヴェンシェン(著者):(Silvia Bovenschen)
1946年生まれ。フランクフルト大学で博士号を取得。同大学で20年にわたり教鞭をとったのち、職を辞し作家、エッセイストとして活躍中。ロスヴィータ賞、ヨハン-ハインリヒ-メルク賞、エルンスト-ロベルト-クルチウス評論賞、シラー賞受賞。ベルリン芸術アカデミー、ドイツ言語・文学アカデミー会員。主な著書にSchlimmer machen, schlimmer lachen. Aufsatze und Streitschriften (1988), Über-Empfindlichkeit. Spielformen der Idiosynkrasie (2000), Älter werden. Notizen (2006), Verschwunden (2006), Wer weiß was? Eine deutliche Mordgeschichte (2009), Wie geht es Georg Laub? (2011), Nur Mut, Roman (2013)、共編著にDie Listen der Mode (1986), Ri…
渡邉 洋子(翻訳):1941年生まれ。大阪大学文学部博士課程単位取得退学、元大阪学院大学経済学部教授。文学博士(大阪大学)。著書に『ドイツ「書簡文化」と女性──ゾフィー・フォン・ラロッシュからベッティーナへ』(同学社、2006年)、翻訳(共訳)にダグマル・グレンツ『「少女文学」──18世紀の道徳的・教訓的読み物から19世紀における「小娘文学」の成立まで』(同学社、2004年)、ジークリット・ダム『フリードリヒ・シラーの生涯』(同学社、2009年)などがある。
田邊 玲子(翻訳):1955年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程(ドイツ語ドイツ文学専攻)中途退学、ミュンヒェン大学、フランクフルト大学に留学。名古屋大学総合言語センター助教授を経て、現在、京都大学大学院人間・環境学研究科教授。専門は、ドイツ文学、ジェンダー論。Dr. phil.(フランクフルト大学)。著書にSchöne Körper. Zur Erotik des Blicks in der deutschen Literatur Mitte des 18. Jahrhunderts (Königstein/Taunus: Ulrike Helmer Verlag, 2003)、論文に「一八世紀ドイツにおける美・欲望・ジェンダーをめぐる言説」(姫岡とし子・川越修編『ドイツ近現代ジェンダー史入門』青木書店、2009年、所収)、翻訳にレッシング作『エミーリア・ガロッティ/ミス・サラ・サンプソン』(岩波文庫、2006年)、クラウディア・ベンティーン『皮膚』(法政大学出版局、2014年)などがある。

内容

〈学識ある女性〉と〈感傷的な女性〉を二つの極とする女性の評価はいまなお効力を失っておらず、男性により規定された女性像は現実の女性問題を浸食しつづけている。近現代の文学・哲学・社会学にあらわれる「女性的なるもの」をめぐる言説を分析し、果敢な論争の姿勢をもって歴史における女性の不在を追及した先駆的著作にして、ジェンダー論のみならず文学史・文化史研究にも大きな影響を与えた現代の古典。

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