現代インド<5> 周縁からの声
内容
目次
刊行にあたって 地図 序 章 「公共圏」論再考(粟屋利江) 第I編 新たな社会運動の主張とかたち 第1章 現代ダリト運動の射程――「エリート」の台頭と意義(舟橋健太・鈴木真弥) [補論1]インドのNGO(大橋正明) 第2章 異議申し立てとしての仏教――アンベードカルの仏教理解(桂 紹隆) [補論2]テランガーナ分離運動(山田桂子) 第3章 歌う会衆――教会・礼拝・聖歌(井上貴子) 第4章 「民俗芸能」が創造されるとき――文化運動と生存戦略(小西公大) [補論3]ストリート・チルドレン(中根智子) 第5章 資源開発・環境・住民(杉本 浄) 第II編 ジェンダーからみる社会変容 第6章 女たちが政治に参加するとき――ケーララ州とウッタル・プラデーシュ州を中心に(喜多村百合・菅野美佐子) 第7章 フェミニズムとカーストの不幸な関係?――ダリト・フェミニズムからの提起(粟屋利江) [補論4]クィア政治(江原等子) 第8章 北インドの女神信仰にみる社会変容――身体と儀礼のかかわりから(八木祐子) [補論5]伝統的女性観(高島 淳・水野善文) 第9章 女が「私」を描くとき(小松久恵) 第III編 再構築される言語と文学 第10章 マイノリティ文学からの発信(萩田 博・石田英明) [補論6]ディアスポラ文学(松木園久子) 第11章 言語問題とアイデンティティ――シンディー語の事例から(萬宮健策) 第12章 多言語社会における出版文化と社会運動(井坂理穂) 巻末資料 インド各地の主な社会運動解題(小林磨理恵・小尾 淳) 索引/執筆者紹介