東北タイにおける精霊と呪術師の人類学
津村 文彦 著
内容
目次
第1章 序論 第1部 物語に表象される精霊 第2章 ナーン・ナークの語るもの――国民国家形成期のタイ仏教と精霊信仰 第3章ピーポープの語るもの―― 悪霊映画から見る東北タイの表象 第2部 精霊とともに生きる人びと 第4章 村落生活と調査の方法 第5章 善霊と悪霊のはざま――東北タイの村落守護霊をめぐる語り 第6章 ピーの語りが伝えるもの 第3部 精霊を統御する呪術師たち 第7章 悪霊を可視化する技法――モノを媒介にしたピーと呪術の具象化 第8章 近代医療をまとった薬草師たち 第9章 呪術師の確信と葛藤――呪術的リアリティの類型論 第10章 結論