浮田和民物語~一自由主義者の軌跡~
栄田 卓弘 著
内容
目次
第1章 浮田和民の略伝 第2章 同志社時代の宗 1 ジェーンズの影響 2 外国宣教師との対立 3 金森通論批判――正統派の擁護 4 ユニテリアンへの同情 第3章 自由主義者として 1 自由主義、民主主義 2 反骨の言論人として 第4章 帝国主義者として 1 倫理的帝国主義 2 韓国併合問題 3 中国観 第5章 第一次世界大戦と浮田 1 世界大戦観 2 大戦と民主主義、民族主義 3 新アジア主義 4 大戦と日本 第6章 戦後処理問題 1 パリ平和会議と国際連盟 2 パリ平和会議と日本 第7章 戦後の日本と国際関係 1 ワシントン会議 2 浮田の時局論 3 日米問題 4 ボルシェヴィズム論とアメリカニズム論 第8章 満州事変と日中戦争支持 1 問題点 2 満州事変の概略 3 生命線としての満州と自衛戦としての満州事変 4 満州事変支持理由 5 日中戦争観 6 むすび 第9章 健在なる浮田の自由主義、民主主義 1 反ファシズム、反ボルシェヴィズム 2 滝川事件 3 天皇機関説論争 4 二・二六事件 5 ナショナリズムとインターナショナリズム 6 戦争防止策としての重農主義 第10章 宗教観2――新しい宗教への模索 1 内外における諸宗教相互理解の動き 2 神とキリスト観 3 儒教的キリスト教――現世主義 4 むすび 終 章 1 世界大戦観 2 第二次世界大戦の原因 3 諸家の回想による浮田の立場 4 理想主義と現実主義 結 語