音楽療法と精神医学
阪上 正巳 著
内容
目次
音楽療法の現在-世界的展望とわが国の課題 社会批評としての音楽療法-ノルウェーに生まれた「文化中心音楽療法」をめぐって 音楽療法と人類学 日本の文化風土と音楽療法-望まれる実践の方向性とその現代的意義 合奏活動における慢性統合失調症者のリズム 統合失調症に対する音楽療法の可能性-「志向性トレーニング」を超えるもの 統合失調症と音楽-統合失調症者の音楽表現に関する精神病理学的研究 芸術はいかに「抵抗」するか-統合失調症者の音楽表現再考 グスタフ・マーラーの病跡-強迫的衝動性とパラノイア性 作品からみた音楽家の病跡-シェーンベルク、ベルク、ウェーベルン ジョン・ケージの病跡-「近代音楽」の死と「内因性」をめぐって 狂気と音楽 音楽療法と三・一一後の社会