著者紹介
レオポルド・ショヴォー(編者):レオポルド・ショヴォー レオポルド・ショヴォーは、故・堀内誠一さんが骨董店の箪笥から発見した一冊の本を導きの糸として、堀内さんと福音館書店が協働して“再発見”した異色のフランス人作家・画家・彫刻家(にして外科医師)です。「20世紀のラ・フォンテーヌ」とも呼ばれる寓話的な物語群、「白と黒の魔法」と讃えられる独自の味わいを持つ絵の数々は、〈ショヴォー氏とルノー君のお話集〉に集約されています。悲運の、と形容するしかない過酷な人生を送ったショヴォーは、その奥深い内面を小説にも表現し、また、中世から脈々と読み継がれた古典の現代語訳にも投影したのでした。
山脇百合子(翻訳):山脇百合子 山脇百合子さんは、『ぐりとぐら』を始め多数の傑作を世に送る絵本画家として押しも押されもしない存在ですが、そのフランス語力も抜群。〈オリヴィエ少年の物語〉も、作品を評価した山脇さんの強い推挙により企画化したものです。本書の底本を抄訳し絵をつけた『きつねのルナール』、アンリ・トロワイヤ作『ユーリーとソーニャ』で翻訳者としての実力を十二分に示しました。石井桃子さんとともに訳に関わった〈ペール・カストール画帖〉のことはご存じでしたか?