ハンセン病家族たちの物語
黒坂 愛衣 著
内容
目次
娘/妹の語り(よみがえった記憶 園を脱走してわたしを産んでくれた 父を嫌った自分が辛かった 父親にもっとやさしくしてあげたかった 絶対に、こっちから動くもんかと 病気じゃないのに療養所へ) 息子/弟の語り(「癩者の息子」として最初の名乗りをあげる 遺族訴訟の先頭に立って 患者家族ゆえに高校退学を迫られて 肉親を知らずに育つ 和光園生まれを隠さずに生きる 学業中断と結婚差別の悲しみ)