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女が女になること

三砂 ちづる  著

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価格 \2,420(税込)         
発行年月 2015年08月
出版社/提供元
藤原書店
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 248p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/生命科学、医学、農学/医学一般/医学一般
ISBN 9784865780376
商品コード 1018421792
NDC分類 495
基本件名 婦人衛生
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2015年10月1週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1018421792

著者紹介

三砂 ちづる(著者):1958年生まれ。ロンドン大学Ph.D.(疫学)。津田塾大学国際関係学科教授。JICA疫学専門家として約15年ブラジル等で研究と国際協力活動。著書に「女を生きる覚悟」など。

内容

月経、妊娠、出産、子育て……女のからだの喜びが、いのちと社会を支える。セクシャル・マイノリティの権利の主張は十分正しいが、一方で、マジョリティであるはずの男女は未婚とセックスレスが増加し、少子化の一途である。“仕事と家事・育児の両立”が喧しいが、問題は両立でも経済でもなく、男に抱きとめられ、性と生殖を担う女のからだの喜びが見失われていることである。見失われつつある女たちの家族への“祈り”と家での“働き”を、どうすれば今、肯定的に取り戻せるだろうか? ■「生の原基」とは (本文より) 「母性」とは、時代によって転変する社会的制度からしか考えられないものだろうか? 目の前で育ってゆく赤ん坊の求めるものときちんと向き合い、応えてゆく力が、今、見失われている。 「生の原基」(渡辺京二氏)というキーワードを軸に、いつの時代もかわらぬ、育ってゆく子どもという存在と、すべての人間にあらわれるはずの「母性」のありようを探る試みである。「あらゆる文明は生の原基の上に、制度化し人工化した二次的構築物をたちあげる。しかし、二〇世紀末から二一世紀にかけてほど、この二次的構築物が人工性・規格性・幻想性を強化して、生の原基に敵対するようになったことはない。一切の問題がそこから生じている。」(渡辺京二)