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グローバル人材とは誰か~若者の海外経験の意味を問う~
発行年月 |
2016年03月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
318p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/経済学/労働経済・人口 |
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ISBN |
9784787233974 |
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商品コード |
1019659728 |
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NDC分類 |
334.51 |
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基本件名 |
日本人(外国在留) |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2016年04月3週 |
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書評掲載誌 |
日本経済新聞 2016/04/24 |
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商品URL | https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1019659728 |
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著者紹介
加藤 恵津子(著者):1965年埼玉県生まれ。国際基督教大学教授。著書に「<お茶>はなぜ女のものになったか」など。
久木元 真吾(著者):1970年神奈川県生まれ。公益財団法人家計経済研究所次席研究員。
内容
国際的な産業競争力を向上するために「内向き志向」を改善して海外に目を向け、語学力やコミュニケーション能力、主体性をもつことを期待される若者=グローバル人材。近年では、文科省や経産省がその育成に力を注ぎ、経団連が必要性を訴えている。 留学も含め海外に渡る若者は現在でも多いのにもかかわらず、行政や企業が強く求める「グローバル人材」とはいったい誰なのか。 海外滞在経験をもつ若者ともたない若者へのインターネット調査と、カナダやオーストラリアに実際にやってきた若者へのフィールドワークを組み合わせて、「普通の若者」にとっての海外経験の意味をすくい取り、期待される「グローバル人材」とのズレに、階層やジェンダーという、「若者の意識」だけには還元できない問題があることを明らかにする。そして、「グローバル人材」といった特権的な人材層の育成だけに目を向けるのではなく、若者のキャリア形成の多様性を確保しながら、若者に広い視野を与える環境づくりの必要性を指摘する。