時衆文献目録
内容
目次
本目録の特徴 1.本目録は、時衆に関する書籍・雑誌・論攷(含辞典・解説・図録・案内書・資料集・新聞記事類)を収録する。専論はもとより若干でも言及のあるものは採用した。 2.本目録が対象とする時衆とは、現在の時宗のほか、遊行、賦算、踊り念仏、阿弥陀仏号(阿号・阿弥号)ほかの一定の共通性をもつ、旧一向・天童派(浄土宗鎮西派に転宗)、空也僧(茶筅)、融通念佛宗などの、中・近世念仏勧進聖の末裔たちを総称している。 3.本目録では、文献目録の通例である主題ごとの分類はあえてせず、編・著者名ごとの50音順とした。目録編纂者の恣意に陥るのを避けるためである。 4.著者・執筆者以外の編者、監修者、発売、企画、製作(制作)などについても採録に努めた。 5.時衆専論の単行本については、当該編・著者の欄で目次を一覧できるようにしたので、研究史の回顧や検索にも利用可能である。 6.本目録は、これまでの文献目録と違い、内容の紹介や備考情報にもふれた註釈を載せている。通常の目録は題目と書誌名を挙げるだけで内容の想像がつかないものも多いが、本目録では内容がわかるようにしているので、読者が個々に判断できるようになっている。これが本目録最大の特徴である。 7.本目録はあくまで研究のための叩き台であり、本目録を読んで気になった文献は必ず原典にあたっていただきたい。