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溝口健二論~映画の美学と政治学~

木下 千花  著

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価格 \6,820(税込)         
発行年月 2016年05月
出版社/提供元
法政大学出版局
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 6p,600p,32p
大きさ 22cm
ジャンル 和書/人文科学/芸術/映像
ISBN 9784588420177
商品コード 1020223418
NDC分類 778.21
個人件名 溝口/健二
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2016年07月1週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1020223418

著者紹介

木下 千花(著者):1971年東京生まれ。映画学専攻。東京大学大学院総合文化研究科(表象文化論)修士課程修了。シカゴ大学大学院映画メディア学科・東アジア言語文明学科博士課程修了。シカゴ大学で博士号(Ph.D)取得。ウェスタン・オンタリオ大学映画学科助教授、静岡文化芸術大学文化政策学部准教授、首都大学東京大学院人文科学研究科准教授などを経て、現在、京都大学大学院人間・環境学研究科准教授。主な著作に、“Something More Than a Seduction Story: Shiga Akiko’s Abortion Scandal and Late 1930s Japanese Film Culture,” Feminist Media Histories vol. 1 no. 1 (January 2015); “The Edge of Montage: A Case of Modernism/Modanizumu in Japanese Cinema,” in The Oxford Handbook for Japanese Cinema, ed. Daisuke Miyao (New York…

内容

トーキー化と長回しと縦の構図によって時空間を変容し、植民地主義や女性の人権蹂躙など矛盾をはらむ重層性を女性の身体を通して露呈させ、占領下の女性の解放を言祝ぎ、贈与交換に基づく権力関係に立脚した欲望を演出し、映画概念を拡張し続けた溝口健二に対峙して、ショットを分析記述し、検閲記録や撮影台本などの一次資料調査から、映画史、映画理論、メディア論、身体論、ジェンダー論など学際的な横断において映画学が本来有する力を発揮し、溝口健二の映画へとさらに眼差しを向かわせる画期的研究。

目次