KNOWLEDGE WORKER ナレッジワーカー



丸善のおすすめ度

装幀の余白から

菊地 信義  著

在庫状況 お取り寄せ  お届け予定日 10日間 
価格 \3,080(税込)         
発行年月 2016年05月
出版社/提供元
白水社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 174p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784560092408
商品コード 1020313783
NDC分類 914.6
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2016年07月5週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1020313783

著者紹介

菊地 信義(著者):1943年生まれ。多摩美術大学中退。装幀家。藤村記念歴程賞、講談社出版文化賞などを受賞。著書に「樹の花にて」「菊地信義の装幀」など。

内容

装幀家の書物への感性 今年から来年にかけて、著者に大きなスポットが当たる。一つは著者を主人公にしたドキュメンタリー映画の制作、もう一つは著者による自伝の刊行だ。 本書の刊行過程も映画のワン・シーンに取り上げられる予定で、殊に製本段階では、これまであまり取り上げられなかった「一冊の本ができあがる」工程が、装幀家の視点を通して紹介されると思われる。 多くの書店の平台や棚で、必ず目にすることのできる「菊地本」ともいわれる著者装幀の書物の数々。その装幀の根底を支える著者のイメージの広がりは、わずかに書かれるエッセイによって、多く知ることができる。 内容から造本まで、名エッセイ集として評価の高かった『樹の花にて』が刊行されたのが1993年。それから20年以上の歳月を経て、久方ぶりに著者が世に問うたのが本書である。直接装幀とは無縁な日常の発見の数々が、読者を書物という知的世界への興味をかきたてる。 この20数年を経て、著者の感性がますます研ぎ澄まされていることに、読者は驚くだろう。