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オスマン帝国500年の平和(講談社学術文庫 2353)

林 佳世子  著

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価格 \1,628(税込)         
発行年月 2016年05月
出版社/提供元
講談社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 409p
大きさ 15cm
ジャンル 和書/人文科学/歴史学/中東史
ISBN 9784062923538
商品コード 1020481213
NDC分類 227.4
基本件名 トルコ-歴史
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2016年06月3週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1020481213

著者紹介

林 佳世子(著者):1958年山口県生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒業、東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。東京大学東洋文化研究所助手を経て、現在、東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授。著書に『オスマン帝国の時代』、共編著に『記録と表象―史料が語るイスラーム世界』『イスラーム世界研究マニュアル』などがある。

内容

14世紀の初頭、アナトリアの辺境に生まれた小国は、バルカン、アナトリア、アラブ世界、北アフリカを覆う大帝国に発展した。強力なスルタンによる広大な地域の征服から、「民族の時代」の到来により「多民族の帝国」が分裂するまでを描き、柔軟に変化した帝国の仕組みと、イスタンブルに花開いたオスマン文化に光をあてる。 イラク、シリア、そしてパレスチナと、現在も紛争のさなかにあるこの地域を理解するためにも必読の書。


講談社創業100周年記念企画として刊行された全集「興亡の世界史」の学術文庫版第一期のうちの第4冊目。
 14世紀の初頭、アナトリアの辺境に生まれた小国は、バルカン、アナトリア、アラブ世界、北アフリカを覆う大帝国に発展し、19世紀までの約500年にわたって、多民族と多宗教を束ね、長期の安定を実現した。
 この「オスマン帝国」は、一般に理解されているような「イスラム帝国」であり「トルコ人の国」だったのだろうか?
 メフメト2世、スレイマン1世ら強力なスルタンのもとで広大な地域を征服した後、大宰相を中心に官人たちが支配する長い時代が続き、やがて、「民族の時代」の到来により「多民族の帝国」が分裂するまでを描き、柔軟に変化した帝国の仕組みと、イスタンブルに花開いたオスマン文化に光をあてる。
 イラク、シリア、そしてパレスチナと、オスマン帝国の崩壊後、この地域は、現在も紛争のさなかにある。現代の世界を理解するためにも必読の書。
[原本:『興亡の世界史 第10巻 オスマン帝国500年の平和』講談社 2008年10月刊]

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