内容
統計に詳しくなくても大丈夫!要点を把握して四則計算ができれば優れた論文は見分けられる!情報も論文も毎週山のように増えていきます。しかし、単にp<0.05を判断基準にするなら、20本に1本は間違った結論の論文を読まされることになってしまいます。臨床上の疑問を解決するのに真に役立つ論文を探すことは、科学的に読むに値しない論文を捨て去る技術でもあるのです。本書は、医学生と初期研修医を主な読者対象にした医学論文の読み方の入門書です。これさえ読んでおけば、NEJM、JAMA、BMJ、Lancetなど医学雑誌に掲載される論文がどのくらい重要な研究なのか分かるようになります。主な内容第1章 そもそもなぜ論文を読むのか第2章 文献を検索する第3章 あなたの方針を決める:これは何の論文か?第4章 方法論的な質を評価する第5章 統計が専門ではない人のための統計学第6章 薬物治療やその他のシンプルな介入試験の報告論文第7章 複雑な介入について報告している論文第8章 診断検査またはスクリーニング検査を報告する論文第9章 他の論文を要約する論文第10章 何をすべきかを伝える論文(ガイドライン)第11章 何の費用がかかるのかを伝える論文(経済分析)第12章 数字の枠を越える論文(定性的研究)第13章 質問票調査を報告する論文第14章 質改善事例研究について報告している論文第15章 エビデンスを診療に導入する第16章 患者にエビデンスを適用する第17章 エビデンスに基づく医療への批判