KNOWLEDGE WORKER ナレッジワーカー



丸善のおすすめ度

万葉挽歌の表現~挽歌とは何か~

高桑 枝実子  著

在庫状況 お取り寄せ  お届け予定日 1週間 
価格 \8,580(税込)         
発行年月 2016年08月
出版社/提供元
笠間書院
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 9p,330p,15p
大きさ 22cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784305708137
商品コード 1021759265
NDC分類 911.12
基本件名 万葉集
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2016年09月2週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1021759265

著者紹介

高桑 枝実子(著者):1972年千葉県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科日本文化研究専攻博士課程修了。博士(文学)。聖心女子大学・武蔵大学非常勤講師。専攻は日本古代文学、日本古代文化論。

内容

万葉人は死や死者に対して どのように向き合おうとしたのか 万葉集に挽歌として載せられた歌は、 編者にそのように判断され 配列されたものがほとんどである。 歌の作者に「挽歌を詠む」という 意識があったとは限らない。 では、編者が挽歌だと判断したポイントはどこにあるのだろうか。 編者の挽歌観を探ると共に、 挽歌部に収載された歌の表現と、 収載されなかった表現との違いを見極め、 挽歌の成立とその本質を解明する。 【挽歌については様々な角度から研究が進められているが、本書が目的とするのは挽歌の成立とその本質の解明である。(中略)編者は単に各歌の題詞や左注等に記された情報を収載の基準にしただけではなく、歌に詠み込まれた「意」をも考慮に入れて歌を採録したことになる。歌に詠み込まれた「意」は、当然、歌表現から読み取るものである。編者にその歌を「挽歌」と判断させた歌表現のポイントは、どこにあるのだろうか。それを知るためには、編者の挽歌観を探ると共に、実際に挽歌部に収載された歌の表現と、逆に収載されなかった歌の表現を見ていく必要があるだろう。 ...「序章 万葉挽歌研究の視点」より】

目次