内容
人が恐怖のあまり死ぬことは本当にあるだろうか?
コカインやLSDやモルヒネはどんな作用を起こすのか?
唐辛子を食べると熱く感じるのはなぜだろう?
人間が機械と同じように電気から動力を得ていることはあまり知られていない。
受胎から永眠、意識の芽生えから恋の駆け引き、感染症との戦いから心臓の鼓動まで――。
人が頭や体を動かすすべてのことは、電気がなければ始まらない!
1つの特別なタンパク質─イオンチャネル─のはたらきを中心に、
古代ギリシャから現在に至る科学の歴史を踏まえつつ、
細胞内で起こる電気的な現象が、
人の活動においていかに重要な役割を担っているかを多くの事例から解説・探究する最先端の科学書/医学書。