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中国・社会主義市場経済と国有企業の研究~鉱工業部門についての考察~

村上 裕  著

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価格 \7,150(税込)         
発行年月 2017年02月
出版社/提供元
八朔社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 5p,401p
大きさ 22cm
ジャンル 和書/社会科学/経済学/経済学説・経済思想
ISBN 9784860140816
商品コード 1022713367
NDC分類 335.9
基本件名 社会主義企業
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2017年04月1週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1022713367

著者紹介

村上 裕(著者):1950年福島県生まれ。首都大学東京大学院社会科学研究科博士課程修了。博士(経済学)学位取得。同大学非常勤講師。

内容

第1章では、中国の現状を考察する基礎認識のために、公有制vs.私有制、計画経済vs.市場経済という基本的対立点をめぐる予備的検討を行う。 第2章では、国有企業または国有経済部門(または、広義の国有企業、国有及び国有株支配企業)の実態を把握するために、中国の鉱工業部門について、統計データに基づいて考察を行う。 第3章では、国有企業の企業統治、すなわち国有企業の所有・支配・経営の関係、所有者(株主、出資者)、経営者、労働者(従業員)の関係を考察する。 第4章では、第3章に引き続いて株式上場企業の国有株式会社の利潤分配を取り上げて、その実情には社会主義経済であることに起因する、または大株主が国であることによって、同じ株式上場企業のなかの実質私営株式会社の利潤分配とは異なる事象が存在するのか否かを考察する。 第5章では、2000年前後より高い経済成長を示していた中国経済は、2008年頃を境に変化を見せている。それは、企業の売上高や総資産は依然として増加しているにも拘わらず、売上高利益率や総資産利益率が低下傾向を示すようになって来ている。このような変化は国有企業のみならず全企業に現れている。このような変化が発生した要因を探るべく考察を行う。 終章では、第1章から第5章までで明らかにした先行研究や経済の実態をまとめて再確認し、国有企業の発展は資本主義的生産方法によってなされていることを確認する。

目次