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新カナダ英語文学案内

藤本 陽子  著

堤 稔子, 中山 多恵子, 馬場 広信  編
在庫状況 お取り寄せ  お届け予定日 10日間 
価格 \3,080(税込)         
発行年月 2017年03月
出版社/提供元
彩流社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 318p,24p
大きさ 21cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/イギリス文学
ISBN 9784779122712
商品コード 1023188465
NDC分類 930.299
基本件名 カナダ文学
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2017年04月4週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1023188465

著者紹介

藤本 陽子(著者):1958〜2011年。早稲田大学文学研究科博士課程満期退学。同大学文学研究科教授。ロンドン大学客員研究員。日本語と英語の両方で精力的に研究、執筆活動を行い、国際学会でも多数発表。

内容

「私は、カナダ文学を
ポストコロニアルの文学という大きな視野から
論じる必要があることを、痛感している。」

 博覧強記にして研究の道半ばにして早世した、
希代のカナダ文学研究者の
生前に発表した学術論文、評論、書評、新聞寄稿コラム
から厳選した著作集成。

研究の中心にあったマイケル・オンダーチェ論を始め、
多文化主義国家カナダのマイノリティ作家を、
社会・文化的背景を含めて論じていく著作群は、
日本におけるカナダ文学観を大いに塗り替える。

[本書の特徴]

第一部にカナダ文学通史と背景を扱う著作をまとめ、
大学一般教養のカナダ文学入門講座の教科書に
適したものとなっています。

第二部はマイケル・オンダーチェの作品論で構成。
日本でも人気のある『イギリス人の患者』の作者の世界を、
カナダ文学という枠組みから考察し、
広く文学愛好者に刺激的な読みが展開されます。

第三部では著者の専門である、20世紀末から21世紀初頭の、
カナダのマイノリティ作家論が並び、
和訳が刊行されていない重要作家の読書案内として、
またポストコロニアリズムと多文化主義の接点を
示唆する論として、
学部生の卒論指導ないし大学院博士前期・修士課程の
教材にもたえる重厚な内容です。

目次