内容
落書きをヒントに発想され,幼児から高齢者まで3,000人を超える人々に描いてもらった自画像のフィールド研究から生まれた「自分描画法」。この臨床活用から基礎調査までの全貌をまとめたのが,本書『自分描画法の基礎と臨床』です。
自分描画法は,クライエントの心の質的分析に役立つ心理査定道具という面だけではなく,心理面接をスムーズにしたり,クライエントの自分への振り返りを比較的短時間に,かつ大きな抵抗もなく深められるという特性をもちます。
心理療法そのものとフィットしたアセスメント法である本法を詳解したこの本は,読者の日常の臨床に大きな影響を与えることでしょう。