著者紹介
ファインマン(著者):R.P.ファインマン(Richard P. Feynman:1918-1988)
アメリカの物理学者.マサチューセッツ工科大学,プリンストン大学卒業.コーネル大学教授,カリフォルニア工科大学(カルテク)教授を歴任.量子電磁気学における「くりこみ理論」を完成させ,1965年J.シュウィンガー,朝永振一郎とともにノーベル物理学賞を受賞.『ファインマン物理学』『ファインマン計算機科学』『ファインマン講義 重力の理論』など定評ある教科書のほか,『ご冗談でしょう,ファインマンさん』などのエッセイも名高い.
河辺 哲次(翻訳):河辺哲次(かわべ てつじ)
九州大学名誉教授.1949年福岡市生まれ.東北大学工学部原子核工学科卒.九州大学大学院理学研究科博士課程修了(理学博士).その後,高エネルギー物理学研究所(KEK)助手,九州芸術工科大学教授,九州大学大学院教授を務める.この間,コペンハーゲン大学ニールス・ボーア研究所に留学.専門は素粒子論,場の理論におけるカオス現象,非線形振動・波動現象.著書に『スタンダード力学』『ベーシック電磁気学』『工科系のための解析力学』『物理と工学のベーシック数学』(以上,裳華房)ほか,訳書に『マクスウェル方程式』『物理のためのベクトルとテンソル』『算数でわかる天文学』『波動力学・電磁気学・量子力学』(以上,岩波書店),『量子論の果てなき境界』(共立出版).