内容

目次

第1部　子どもの育ちの多様性―発達の心理学 第1章　人と関わる心の育ち―他者理解の発達 1．人と関わる心の教育　　 2．人と関わる心の芽生え　　 3．心を理解する心の育ち　　 第2章　身のまわりの事象を理解する心の育ち―能動的で協同的な学習の心理的基盤 1．身のまわりの事象を理解していく過程　　 2．身のまわりの事象を理解していく方法　　 3．深い学習の心理基盤としての思考　　 第3章　身体と認知―学習に対して身体はいかなる役割を果たすか 1．学習における身体再考　　 2．数理解と身体　　 3．学習におけるメディアとしての身体　　 4．学習における身体の役割とその可能性　　 第4章　多様性の時代のアイデンティティとは？―自己の発達と心理的適応　 1．現代社会における心理的適応　　 2．自己の発達　　 3．多様性の時代のアイデンティティとは？ 第2部　学校教育における学びのあり方―学習の心理学 第5章　学習のメカニズム（1）―どのように教えるかという視点から　 　 1．学習のメカニズムについて　　 2．行動主義的学習観　　 3．認知主義的学習観　　 第6章　学習のメカニズム（2）―どのように学ぶのかという視点から　 　 1．構成主義的学習観　 2．社会構成主義的学習観　 3．状況論的学習観　　 4．21世紀の学習観の方向性―学習理論の変遷　　 第7章　参加による学習―多様な顕れをする「知」の教育を目指して　 　 1．現代の「教育」を問う議論の問題点　　 2．「参加による学習」と「知」の理論　　 3．「参加による学習」における「知」―「行為としての知」　　 第8章　誰のための学習指導・評価か？　 　 1．教育評価の目的からみた学習評価の位置づけ　 2．学習評価の時期とキジュン　　 3．学習過程を評価する方法　　 4．学習者の実態に即した学習指導・評価　　 第9章　主体的な学びにつながる学習意欲とは？　 　 1．学習意欲が教育課題になる背景　　 2．内発的動機づけを促す3 つの欲求　　 3．有能感に関わる動機づけ　　 4．「がんばればできる」を問い直す　　 5．学習意欲を回復するために　　 6．子どもが主体的に学ぶとき―内発的動機づけを越えて　 第3部　グローバル社会・共生社会の教育課題―学校教育の心理学 第10章　学びの基盤を作る遊び経験　 　 1．保育における小学校教育の先取り　　 2．幼児期の経験がその後の学習活動にいかに影響するか　　 3．子どもは遊びを通して何を経験し，何を学ぶのか　　 4．遊びが育む学びの基盤　　 第11章　コンピテンシー・ベースの教育に向けて―メタ認知と自己調整学習から考える　　 1．コンピテンシーを育てるという課題　　 2．メタ認知能力　　 3．自己調整学習　　 第12章　インクルーシブ教育への現状と課題―発達障害の子どもとどう向き合うかを中心に　 　 1．インクルーシブ教育と特別支援教育　　 2．障害の理解　　 3．「特別な教育的ニーズ」のある子どもへの支援　　 4．インクルーシブ教育に向けて　　 第13章　ケアリングと共感―自己と世界をつなげる学習とは？　 　 1．自己と世界を分離する学習―象牙の塔の住人問題　　 2．ケアリング論の人間像―関係性に基づく個人と発達　　 3．ケアリング論が提案する「学習」　　 コラム 1　ガードナーの多重知能（MI:Multiple Intelligences）理論　　 2　幼少期の不適切な養育の影響はいかにして乗り越えられるか　　 3　ニューカマーの子どもの学力について考える　　 4　話すことと聞くこと　　 5　21世紀型スキルを育むための観点―子どもの数理認識　　 6　プロジェクト型教育実践の意義と課題　　 7　学力調査の活用について考える　　 8　もう1つの自尊感情　　 9　学びと遊び　　 10　リフレクション　　 11　センス・コミュニケーション絵画療法 12　ホリスティック・アプローチ