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税理士の坊さんが書いた宗教法人の税務と会計入門 第2版

上田 二郎  著

 絶版
   
価格 \2,420(税込)         
発行年月 2017年05月
出版社/提供元
国書刊行会
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 222p
大きさ 21cm
ジャンル 和書/人文科学/宗教/比較宗教学
ISBN 9784336061744
商品コード 1024741015
NDC分類 165.9
基本件名 宗教団体
本の性格 実務向け
新刊案内掲載月 2017年07月1週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1024741015

著者紹介

上田 二郎(著者):1964年生まれ。東京都出身。千葉県内および東京都内の税務署勤務を経て、東京国税局査察部に配属。17年間をマルサの内偵調査部門で勤務した。著書に「マルサの視界」など。

内容

 ご住職、ご自坊の経理、本当に大丈夫ですか? 収益事業がない寺院の税務と会計は、これ1冊で十分! 高額な会計ソフトや煩雑な税法の知識はまったく必要なし! 収益事業を行っていても、自分で簡単にできる事務もたくさんあります。「本書を参考に自分で行えば税理士費用が削減できる」と〈税理士自身(著者)がいっております〉。「これだけは覚えてほしい」という重要箇所はゴチックにして目立たせ、各章末には「ポイント!」欄を設けました。 【第二版】では現在の税法に合わせて改訂し、法定調書とマイナンバー制度とを増補しました。 【第1章】では、宗教法人の税務(源泉所得税、消費税)、特に収益事業の判定について説明します。収益・非収益の判定は税理士でも難しい作業です。本章では寺院が行う代表的な事業について解説します。判定の感覚を身につけて、税務署や税理士に相談してください。 【第2章】では、宗教法人がどれだけの税制優遇を受けているのかを説明します。宗教法人に対する課税論が高まっている今、優遇税制を守るため、正しい税務申告を心がけましょう。 【第3章】では、宗教法人に対する税務調査について、実例を挙げて説明します。宗教法人に対するマスコミの目は厳しくなっていますが、そういう姿勢をとられても仕方のない寺院が多いのも実情です。税務署の調査方法も解説します。 【第4章】では、源泉徴収事務について説明します。収益事業のない寺院は源泉徴収事務さえきちんと行っていれば、税務調査もあまり気にする必要はありません。源泉徴収の義務は支払う側にあります。あなたのお寺のやり方は正しいですか? お手伝いの檀家さんへの雑給は源泉徴収していますか? 法助のお坊さんや布教師さんはどうですか? 本章では【厚生年金】の問題にも触れています。 【第5章】では、年末調整の裏ワザを披露いたします。年末調整は源泉徴収事務の集大成で、税額計算が煩雑です。ですが、国税庁のウェブシステムを使えば簡単です。画面を見ながらいっしょに使い方を憶えましょう。【第二版】では法定調書とマイナンバー制度について増補しました。多くの寺院がマイナンバーの取扱事業者に該当すると思われます。マイナンバーの不用意な取り扱いには重い罰則が課せられます。ここで「マイナンバーの基本のキ」を抑えておきましょう。 【第6章】では、エクセルを使った会計帳簿の作り方を具体的に説明します。帳簿は経営の基礎です。次世代に自坊を円滑に継承するためにも、また檀家さんに寺院の透明性を示すためにも、帳簿をつけましょう。寺院の会計帳簿は驚くほど簡単です。本章を参考にして、次年度から会計帳簿をつけましょう。 【第7章】では、所轄庁への提出書類の作り方を説明します。収支計算書も、会計帳簿をつけていれば簡単です。次年度からは、収支計算書も提出しましょう。 【第8章】は、本書作成にあたってご協力いただいた寺院や、これまで著者に寄せられた質問に対する回答です。本書を読んだ後、実務で疑問が起こったときに役立つことでしょう。

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