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書評掲載

平城京

安部 龍太郎  著

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価格 \1,980(税込)         
発行年月 2018年05月
出版社/提供元
KADOKAWA
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 409p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784041058497
商品コード 1027382764
NDC分類 913.6
書評掲載誌 読売新聞 2018/07/15
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1027382764

著者紹介

安部 龍太郎(著者):1955年福岡県生まれ。久留米高専機械工学科卒。図書館司書を経て1990年『血の日本史』で衝撃的なデビュー。主な作品に『彷徨する帝』(第7回山周賞候補作、第111回直木賞候補作)のほか『神々に告ぐ』『信長燃ゆ』『関ケ原連判状』『生きて候』『薩摩燃ゆ』などがある。

内容

遣唐使船の船長だった阿倍船人(あべの・ふなびと)は、ある事件により朝廷より処罰をうけて草香津に逼塞していた。そこへ、七年ぶりに再会した兄・宿奈麻呂(すくなまろ)から新都造営の手助けをしてほしいと、打診を受ける。たった三年で、唐の長安に並ぶ新都を奈良に――これは朝廷一の実力者・藤原不比等(ふじわらの・ふひと)からの必達の命だった。失敗すれば大きな責任を問われる難事業だったが、白村江の戦い以来冷遇されてきた阿倍家再興を誓う兄を助けるため、船人は引き受けることに。行基衆の手助けなどもあり、着々と準備を進めるが、朝廷では遷都推進派と反対派の対立が激化。造営予定地の立ち退きを巡り、死者まで出てしまう。事件の黒幕について、船人はある疑念を抱くが……。