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昭和の怪物七つの謎(講談社現代新書 2484)

保阪 正康  著

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価格 \968(税込)         
発行年月 2018年07月
出版社/提供元
講談社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 277p
大きさ 18cm
ジャンル 和書/人文科学/歴史学/日本史
ISBN 9784065123393
商品コード 1027852410
NDC分類 281.04
基本件名 伝記-日本
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2018年08月4週
書評掲載誌 東京・中日新聞 2018/10/07、毎日新聞 2018/10/14
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1027852410

著者紹介

保阪 正康(著者):1939(昭和14)年北海道生まれ。現代史研究家、ノンフィクション作家。同志社大学文学部卒。1972年『死なう団事件』で作家デビュー。2004年個人誌『昭和史講座』の刊行により菊池寛賞受賞。2017年『ナショナリズムの昭和』で和辻哲郎文化賞を受賞。近現代史の実証的研究をつづけ、これまで約4000人から証言を得ている。『陸軍省軍務局と日米開戦』『あの戦争は何だったのか』『昭和史の大河を往く』シリーズなど著書多数。

内容

昭和史研究の第一人者が、積み重ねた取材から東條英機、、石原莞爾、犬養毅、渡辺和子、瀬島龍三、吉田茂が残した謎に迫る。


私の使命は、昭和前期から無謀な戦争に突入し、悲惨な敗戦を迎えるまでの記録と教訓を、次世代に繋げることだと考えている、と筆者は言う。これまで40年以上にわたる近現代史研究で、のべ4000人から貴重な証言を得てきた。本書でも紹介する東條英機夫人。秘書官・赤松貞夫。石原莞爾の秘書・髙木清寿。東條暗殺計画の首謀者・牛島辰熊。2・26事件で惨殺された陸軍教育総監・渡辺錠太郎の娘、和子。犬養毅首相の孫娘、道子。瀬島龍三本人。吉田茂の娘、麻生和子などなど。その証言と発掘した史料により筆者は多くの評伝を書いてきたが、そこに盛り込めなかった史実からあらためて「昭和の闇」を振り返る。とくにこれまで一冊にまとめられていなかった石原莞爾については、はじめての原稿となる(初出は「サンデー毎日」)。

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