松崎　欣一 　著

著者紹介

内容

目次

<b>序章　江戸の学者・文人社会</b> <b>――杉田玄白と市川団十郎――</b> <b>I　『鷧斎日録』</b> <b>――玄白晩年の日記――</b> 　一、『鷧斎日録』の発見 　二、『鷧斎日録』の記事 　三、『鷧斎遺稿詩之二』及び『鷧斎遺稿歌之一』 <b>Ⅱ　多忙な日常</b> <b>――臨床医として――</b> 　一、藩邸勤務 　二、病用外出 　三、病論会その他 <b>Ⅲ　日々の楽しみ </b> <b>――教養人として――</b> 　一、四季を楽しむ 　　（1） 春――梅見―― 　　（2） 春――花見―― 　　（3） 夏から秋、そして冬へ 　　　――時鳥・蓮見・月見・虫聞・雪見など―― 　　（4） 蘭を育てる――玄白と園芸―― 　二、さまざまな会合 　　（1） 詩会・河漏会 　　（2） 俳会・歌会・その他 　三、芝居見物 <b>IV　社会への目</b> <b>――記録者として―――</b> 　一、「当世の流行物」――落書一件―― 　二、災害情報 　　（1） 地震関係記事 　　（2） 雷雨・落雷・大雨・洪水関係記事 　　（3） 火災関係記事 　三、打ちこわし・百姓一揆関係記事 　四、田沼失脚と定信政権誕生 　五、対外関係情報 　　（1） 長崎屋・オランダ風説書 　　（2） 琉球国王使節江戸参府 　　（3） クナシリ・メナシのアイヌ蜂起 　　（4） 異国船情報 　　（5） 林子平処罰 　　（6） ラクスマン、レザノフの来航――光太夫、津太夫の帰国―― 　　（7） 海難事故情報 <b>V　玄白をめぐる人々</b> 　一、人物詠としての玄白の詩作 　二、家族・親族 　三、門人・知友 <b>Ⅵ　晩年における諸著作の執筆と刊行</b> 　一、医学・医術論の集大成 　　（1） 『和蘭医事問答』 　　（2） 『狂医之言』 　　（3） 『形影夜話』 　二、経世論の展開 　　（1） 『後見草』 　　（2） 『野叟独語』 　　（3） 『犬解嘲』 　三、老いを生きる 　　（1） 『玉味噌』 　　（2） 『耄耋独語』 　四、未だ世に在るの絶筆なり――『蘭学事始』―― あとがき 参考文献 索引