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計算代数統計~グレブナー基底と実験計画法~(統計学One Point 9)
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在庫状況
有り
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お届け予定日
3~4日
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価格
\2,420(税込)
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発行年月 |
2018年08月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
10p,167p |
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大きさ |
21cm |
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ジャンル |
和書/理工学/数学/確率論・数理統計学 |
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ISBN |
9784320112605 |
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商品コード |
1028056373 |
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NDC分類 |
417 |
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基本件名 |
数理統計学 |
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本の性格 |
テキスト |
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新刊案内掲載月 |
2018年09月3週 |
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商品URL | https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1028056373 |
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著者紹介
青木 敏(著者):東京大学大学院工学系研究科計数工学専攻博士後期課程退学。神戸大学大学院理学研究科数学専攻教授。博士(情報理工学)。専門は計算代数統計、数理統計。
内容
本書は,計算代数統計を初めて学ぶ読者のための入門書である。 計算代数統計とは,代数学の理論を利用して統計学の諸問題に取り組む,比較的新しい研究分野をいう。統計学の諸概念を代数的にとらえ,必要なら再定義して,代数幾何,可換代数,組み合わせ幾何などの理論を駆使して研究するという,分野横断的な側面をもつ。グレブナー基底は,これらの理論を繋ぐキーワードのひとつである。計算代数統計は,90年代の初めに発表された2つの論文を契機に誕生し,以後20年間で,代数学,統計学の両分野の研究者の精力的な研究により,急速に進展した。その背景には,グレブナー基底の理論と計算代数ソフトウェアの発展がある。現在では,簡単な問題であれば,手元の計算機で手軽に計算を実行して出力を確認することができ,このことは,計算代数統計を学ぶ最大の魅力である。 線型代数の基礎知識を学んでいる読者を想定し,身近な例を題材にグレブナー基底の導入を行った後,計算代数統計の発端となった研究のひとつである,実験計画法への応用を説明する。豊富な例題を通して,計画,交絡,識別性などの統計学の概念を,代数幾何的に扱う方法を理解するのが本書の目標である。また,実際に計算する楽しさを体験するために,手軽に実行できるフリーソフトウェア Macaulay2による計算コードを掲載している。