実践・心不全緩和ケア
内容
目次
■臨床講座 第1回 適切な治療を行いながらの心不全緩和ケア 高齢者の大動脈弁狭窄症症例を通して考える 柴田 龍宏(久留米大学医学部 心臓・血管内科) 第2回 心不全の緩和ケア、何が難しいのか? 認知症高齢者の心不全症例で感じたこと 柏木 秀行(飯塚病院 緩和ケア科/地域包括ケア推進本部) 解説 非癌の緩和ケアも学べる機会に 飯塚病院の緩和ケアフェローシップコース 岡村 知直(飯塚病院 緩和ケア科) 第3回 心不全緩和ケアを若手心不全医はこう考える 症例検討とアンケート調査から見えてくるもの 柴田 龍宏(久留米大学医学部 心臓・血管内科) 第4回 心不全緩和ケアから見た補助人工心臓治療 適応検討時からの関わりが求められる緩和ケア 柴田 龍宏(久留米大学医学部 心臓・血管内科) 第5回 心不全のアドバンス・ケア・プランニングとは 高齢者の救急医療に携わる内科医の視点 岡村 知直(飯塚病院 緩和ケア科) 第6回 心不全緩和ケアを在宅に持ち込む3ステップ 市中病院の循環器内科医ができること 大森 崇史(飯塚病院 循環器科/ハートサポートチーム代表) 第7回 心不全緩和ケアチームが学ぶべきこと 「ACP」と「連携」という2つのキーワード 琴岡 憲彦(佐賀大学医学部 循環器内科・先進心不全医療学講座) 第8回 心臓だけでなく、心のケアも忘れずに 「心不全患者の10~40%がうつ」という現実 堀川 直希(久留米厚生病院/久留米大学医学部 神経精神医学講座) 第9回 がん緩和ケアチームが無理なく関わるポイント いつものように、心不全チームと協働 佐野 智美(久留米大学医学部 麻酔学講座) 第10回 癌とHIVだけじゃない!心不全も緩和ケアの時代 診療報酬で末期心不全が緩和ケアの適応に 大森 崇史(飯塚病院 緩和ケア科/ハートサポートチーム代表) 第11回 在宅医が心不全緩和ケアに関わる時 退院カンファレンスで「事前打ち合わせ」を 池田 真介(きずなクリニック) 第12回 心不全に伴う症状緩和に漢方を生かすには 標準治療でも取り切れない時の選択肢に 土倉 潤一郎(土倉内科循環器クリニック) 第13回 外来看護師の視点から考える心不全緩和ケア 「患者・家族の想いを聴く」が外来面談の神髄 中島 菜穂子(久留米大学病院看護部/心不全支援チーム) 第14回 ステージCから始める「基本的」心不全緩和ケア 心不全の基本的緩和ケアのトレーニングを 柴田 龍宏(久留米大学医学部 心臓・血管内科) 第15回 心不全の予後予測・告知、どうしたらよいのか 「先生、私はあとどれくらいなのでしょうか」をきっかけに 大森 崇史(飯塚病院 緩和ケア科/ハートサポートチーム代表) ■スペシャルリポート Report◎ 兵庫県立姫路循環器病センターの試み 7年目の心不全緩和チームが見た5つの課題 介入時期、意思決定支援、薬物療法はどうする? Report◎ Circulation Journal 誌から 心不全の「緩和ケアカンファレンス経験あり」は約半数 心不全緩和ケア、専門施設の98%が「必要」 Report◎ 第20回日本心不全学会学術集会 高齢者心不全診療の実践のために活用を 高齢心不全患者の治療に関する指針を発表 Report◎ 全面改訂された心不全診療ガイドライン 心血管既往の糖尿病でSGLT2阻害薬がクラスIに 予防から緩和ケアまで最新の心不全標準治療示す Report◎「心不全パンデミック」の脅威《1》 急性増悪による再入院増も懸念 心不全患者、2025年には120万人超へ Report◎「心不全パンデミック」の脅威《2》 急性増悪防ぐ介入ポイント 「隠れた心不全」も拾い上げ、先手を打つ Report◎「心不全パンデミック」の脅威《3》 ステージ別の先制医療 心不全ハイリスク者への積極介入がカギ Report◎「心不全パンデミック」の脅威《4》 心不全専門の「診-診」連携を 循環器専門診療所が振り分け機能 Report◎「心不全パンデミック」の脅威《5》 心不全看護認定看護師の養成も急務 多職種による介入は必須条件 Report◎「心不全パンデミック」の脅威《6》 多職種介入で再入院率を半分に 2次医療圏ごとに心不全センターを配置 ■重要資料 循環器疾患の患者に対する 緩和ケア提供体制のあり方について